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ファウスト 第一部[ふぁうすと だいいちぶ]
『ファウスト 第一部』(ファウスト だいいちぶ、''Faust. Eine Tragödie'' もしくは ''Faust. Der Tragödie erster Teil'' )は、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテによる戯曲。『ファウスト』2部作の第一部。1808年に発表。 == あらすじ ==
=== ファウスト博士と悪魔メフィストーフェレスの契約 === ファウストは、博士を取得した学者であった。彼はあらゆる知識をきわめ尽くしたいと願い、当時大学を構成していた哲学、法学、医学、神学の四学部すべてにおいて学問を究めるが、「自分はそれを学ぶ以前と比べて、これっぽっちも利口になっていない」と、その無限の知識欲求を満たしきれずに歎き、人間の有限性に失望していた。 そこに悪魔メフィストが、黒い犬に変身してファウストの書斎に忍び込む。学問に人生の充実を見出せず、その代わりに今度は生きることの充実感を得るため、全人生を体験したいと望んでいるファウストに対し、メフィストは言葉巧みに語りかけ、自分と契約を結べば、この世の日の限りは伴侶、召使、あるいは奴隷のようにファウストに仕えて、自らの術でかつて誰も得る事のなかったほどの享楽を提供しよう、しかしあの世で再び会った時には、ファウストに同じように仕えてもらいたいと提議する。もとよりあの世に関心のなかったファウストはその提議を二つ返事で承諾し、“この瞬間よ止まれ、汝はいかにも美しい!”()という言葉を口にしたならば、メフィストに魂を捧げると約束をする。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ファウスト 第一部」の詳細全文を読む
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